今日も朝から快晴。朝海で遊んだあと、太郎といっしょに昨日きてくれたバンブーバンドの村を訪ねる事にした。

空が高い。
こんな景色をみながらひたすらドライブ。
ピックアップトラックの荷台にのって全身に暖かい風とをうけ、太陽を浴びながらドライブ。
「生きてる!」感満載。
この旅の間中、部屋もおなじで一緒に行動してた太郎氏。フィリピンで工場経営してます。
村に到着。みなれない突然のビジターに子供達は興味があるけど、照れているのでこの距離感。
こっちの人はみなオープンで、笑顔で接すると必ず受け入れてくれるが、最初は照れ屋さん。
すぐ打ち解けてこの距離感になります。
当たり前ですが、電子レンジも冷蔵庫もヘルシオもなし。ここが村のみんなが調理をする場所らしいです。
雑然としているようですが、よくみると洗濯物も調理鍋とかの用品もきちんと整理整頓されてます。清潔で整理整頓。
日本の独身サラリーマンとかOLの部屋とかよりもちゃんと片付いてます。

一つ一つの家族がたくさん集まっておおきな家族をつくってる。
そんな村でした。

きのうの夜演奏しにきてくれたバンドの一員でもあるヴィンセント。(手前)、奥がケビン。彼らは皆英語、ピジン語、村の言葉を話せるトライリンガルです。PNGには800以上の言語があるといわれ、隣どうしの村でも違う言葉をしゃべるとか。公用語は一応英語です。

ヴィンセント達に連れられて村を案内してもらいました。

子供達もたのしそうについてきます。

かれらの村で飼ってる水牛。働き者らしいです。。
村人はみんな笑顔で迎えてくれます。畑や海、村を案内してもらってるときに、ヴィンセントに必要なものは村にみんなあるんだねって言ったら、満面の笑みでそうだよ、と誇らしげに答えてくれました。
やはり自給自足ができているので、満ち足りているのでしょう、よそ者を笑顔で受け入れる彼らをみてそう思いました。満ち足りているので人の物も、もちろん、盗みません。こうやって案内してもらってる間もメインで使ってるカメラは村の中央に置きっぱなしでも、だれも触ってないです。それどころかよそ者をもてなそうと、いろいろ与えてくれようとする姿勢にも感激です。普通、こういうところを旅してると、身につけてるものを指差して「それちょうだい」とか言われることが多々ありまが、ここではその反対です。(俺がみんなにそれちょうだいって言ってるわけではないです。念のため)。


みんな自ら、これあげる、とか言っていろいろと持ってきてくれるのです。ここでちょっと自分的に感動したエピソード。ヴィンセント達と散策して、道路を横切ったとき、道路に電池がおちていました。きっと誰かが車から捨てたのでしょう。こんな人工的なゴミがない大自然のなかにおちている電池がなんとも残念で、拾ってポケットにいれたところ、それを見ていたマリク(この写真の一番奥の男)が言いました。
「電池欲しかったら村に新しいのあるからあげるよ!」と。一瞬、「ちがうねん!」と突っ込もうかと思ったが、つぎの瞬間あまりの彼のgiving な精神に感動ししばらく立ち尽くしてしましました。

顔がよくみえませんが、長老の一人、かれは祭事や歌や踊りをすべてしっていて若い者におしえてくれる人らしいです。
そしてさらに奥へ奥へと案内され、しばらく行くと、、、、




湾に囲まれた天然のプールのようなラグーンが出現。空も海も空気も透き通ってます。アレックス・ガーランドの小説の舞台みたい。
まさに楽園という言葉がぴったり。

ちょっとのどが乾いたなと思った瞬間、、、、

一緒にいた青年たちの一人がだっとのごとく木登り。どこにいるでしょう?

さっさっさと滑るように昇る。そしてココナッツをとってきてくれました。

一人が木にのぼってココナッツをとってくるあいだにヴィンセントはこうやって、木をナタで尖らせ、それを 地面に突き刺してまってます。
そして、ケビンが地面につきさした尖った棒にココナッツを刺しながら器用に皮をむいてくれます。

そして、中身を飲ませてくれました。天然のポカリスエット。味は本当に甘くないポカリスエットのよう。強い日差しにさらされてのどが乾いてたのでものすごく美味しい。本当にここの人たちは作業分担を自然におこなってみんなが協力してなにかを行います。自給自足している村では、みんな一人一人が役割を果たさなければ生きて行けないからでしょう。
また、みんな目上の者の言う事を良く聞きます。年配の人も尊敬されるだけの知識と経験、正しい判断力があるからでしょう。
すべての知恵、知識をもっている村長がいて、その知恵を実行する大人達。そして、それを手伝う青年や子供達。
そうやって村人が協力して生活している様子が、日常のささいな行為からも伝わってきます。

ラグーンのところにこんなカヌーを発見!釘を一切しようしていない、昔ながらの製法でつくられたアウトリガーカヌー。
たのんで乗らしてもらいました。乗ってびっくり、現在のカヌーのようにバランスがすごくとれていて、一漕ぎですーっとすべるようにまっすぐ進みます。木と縄でこれだけバランスのとれたものを作れるのはすごい!と帰国後友人に熱っぽく語ると、「当たり前じゃん、バランスの悪いのは沈んで残らないから、バランスのいいものだけが残るんじゃない?」
、、、そういわれるとそうかも。いずれにせよ、この太古のカヌーに乗る事ができ感激です。

カヌーを漕いで大自然を味わっているところを太郎氏がたまたま写真に残してくれました。というのはうそで、「カヌーを漕いで大自然を味わっているところをたまたま撮られた」ような写真をとって!と太郎にたのんで撮ってもらった一枚です。
しかもちょうどPNGにくる前に沖縄でプロオーシャンアスリートの荒木汰久治さんと一緒に海で遊び、カヌーの漕ぎ方を習ったばかりなので練習の成果をひとりで発揮してました。 汰久治さんのホームページ www.arakitakuji.com

そして太郎氏もローカルと一緒にクルージング。彼は学生時代をオーストラリアですごし現在はフィリピンに住み、いろいろなところへ旅しているので、環境にとけ込むのが早いです。
文字通り、裸の付き合い。しばらくみんなで泳いであそんでました。水からあがるとなんと、みんな寒がっていた。気温も水温もあついのに、、、



上がヴィンセント。下が村を案内してくれたみんな。こんな大切な記念写真なのに目をつぶっている俺。(集合写真で目をつぶってしまう癖があります。)

上の2枚は巨大バナナ。なんでも巨大に育ってしまうのか、キュウリもラグビーボールくらいの大きさ。たべたらほんとにキュウリの味でびっくり。下の写真は村の墓地。


村の散策がおわって一息。みんなにこの村につたわる伝統の曲をおしえてもらって、そのお返しに太郎氏が島唄をみなに教えてました。

そろそろテュピラ村にもどろうということで、車に乗り込むと見送りで子供がはしってきてくれました。


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